MaaS (マース:Mobility as a Service )と「CASE(ケース)」 について

今、「MaaS」というキーワードに注目している。

MaaSとは「 Mobility as a Service Mobility as a Service」の頭文字であり、すべての交通手段によるモビリティ(移動)を 1 つのサービスとしてとらえ、シームレスにつなぐ新たな移動の概念をあらわす言葉である。

そして「CASE」とは、2016年10月にダイムラーが提唱した言葉で、主に欧州の自動車産業界で進められている自動車産業の重要テーマを示す言葉。

C=Connected
コネクテッド

A=Autonomous
自動運転

S=Shared&Service
シェアリング

E=Electric
電動化

 

トヨタ自動車のコネクテッド戦略って何?

トヨタは2016年11月、このCASEに対応すべく動きとしてコネクテッド戦略を発表した。

同じ年に、シリコンバレーにAI研究を推進する組織として、トヨタリサーチインスティテュート(TRI:Toyota Research Institute)も設立されている。

そして2018年1月、CES(Consumer Electronics Show:家電製品がメインの展示会)において、トヨタ自動車は、豊田章男社長自ら、自動車を製造するメーカーから、モビリティカンパニーに方向転換することを宣言している。

豊田自動織機(繊維機械メーカー)から自動車が生まれたように、新しいモビリティサービスを本気で生み出そうとしているのだ。

その狙いは、自動車を製造して販売するビジネスから、自動車(モビリティ)を使ってもらうビジネスへと変容していゆくことにある。

自動車産業は、100年に1度あるかと言われるほどの変革期を迎えている。

自動車大衆化の象徴が1908年に発売された「T型フォード」だとすると自動車の歴史もそんなに長くはない。

馬車がクルマに取り替わった様に、自動車メーカーは、モビリティカンパニーへと変革し始めている。

モビリティカンパニーとは、人やモノの移動(mobility)を先端技術で支援する会社で、 自動車メーカーの未来像だと言える。

そのトヨタ自動車の未来像を握るのが、「MSPF(モビリティサービス・プラットフォーム)」である。この言葉は覚えておきたい。

今後、このサイトでは「Maas」の意味する言葉の意味をより深めて伝えるように進化させてゆく。

 

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